1. ホーム
  2. 相談室

山林を所有する山主様から多数寄せられる相談Q&A


Q

世代交代で山林を相続はしましたが、どこにあるかわかりません…。

A

遠野地方森林組合ではGISによる山林の探索が可能です。GISとは「地理情報システム」とも呼ばれており、なじみ深いものでは「カーナビ」や「GoogleEarth」といったものがあります。当組合のGISには地図や航空写真のほかに、地籍調査のデータを参考に作成した構図や森林簿、施業履歴(造林履歴や間伐履歴)といったデータが蓄積されており、それらをもとに経験豊かな職員が山林の所在地探しのお手伝いをいたします。また、GPSによる現地の探索も可能です。

GIS
GIS
Q

所有林の境界がわかりません…。

A

遠野地方森林組合ではGPSを利用して現地の探索及び境界の割り出しが可能です。現地では構図を参考に沢・峰といった地形、生育木の状況を踏まえ経験豊かな職員が境界の割り出しのお手伝いをいたします。ただし、境界の確定のような法的なお手続きはできませんのでご容赦ください。

GPS
GPS
山林調査
山林調査
Q

所有林をどのように管理すればいいのかわかりません…。

A

まずはご自分の所有林がどのような状況か、現況の把握をすることから始めましょう。現況とは山林の立地状況と生育木の樹種や生育状況のことで、それらを把握することによりお手入れが必要かどうか、もしくは立木の売買が可能かどうかの判断ができます。現況を確認する方法としては、山主様に職員が同行、もしくは山主様に代わり職員が現地にいって現況の確認を行います。また、簡易的な方法としてGISを利用して航空写真から生育木の樹種が確認できますし、森林簿や施業履歴(造林履歴や間伐履歴)でも樹種・林齢やおおよその面積が確認できます。現況に応じて、補助制度を活用したお手入れのご提案や立木のお見積をさせて頂くことも可能となります。

近年、毎年のように異常気象による豪雨や地震が原因で山地災害が発生しています。そのたびにメディアで映し出されるのは、山林の崩壊による土砂崩れや、氾濫した河川に流れ出した立木が民家に押し寄せるおぞましい映像です。これらの要因の一つには、山林の手入れ不足により荒廃してしまったため、地盤がもろくなってしまっていることが挙げられます。特に人の手で育てたスギやカラマツなどの人工林は適切に管理しないと荒廃してしまい、公益的機能が発揮されなくなります。山林は山主様一人ひとりが現況を把握し、適切な管理をすることが大切です。

そのほか山林のことでお困りの際はぜひ遠野地方森林組合までご相談ください。