2023年6月4日(日)、陸前高田市の高田松原津波復興記念公園にて第73回全国植樹祭が行われました。
全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・みどりに対する国民的理解を深めるために、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催により開催されている国土緑化運動の中心的行事です。
昭和25年(1950年)に「第1回植樹行事並びに国土緑化大会(第21回大会からは「全国植樹祭」が正式名称)」として山梨県甲府市で開催されて以来、各都道府県において毎年春季に開催されています。
式典では、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、県内外から多くの参加者と共に式典行事や記念植樹が行われました。
岩手県で行われる全国植樹祭としては昭和49年以来2回目の開催であり、豊かな森林環境を次世代へ引継ぎ、森林の公益的機能に対する県民理解の促進・林業の持続的で健全な発展を図ることにもつながります。
・式典の様子
宮沢賢治の童話「虔十公園林」を
モチーフにした朗読とダンス大会シンボルの木製地球儀を次の開催地岡山県へ
この日の参加者は6,346人だったようです。会場内の「おもてなし広場」ではステージイベントや木工製品の販売・紹介等が行われ、多くの参加者で賑わっていました。当日はYouTube配信や岩手県内のサテライト会場にて会場の様子を見ることができたり苗木の配布もあったとのことです。
改めて復興が進んでいるものの、まだまだ以前のような活気や人の流れはできていないように感じたのが現実です。しかし、みどり豊かな高田松原になるように祈りを込めて植樹してきたので、きっと毎年鮮やかなみどりを見せてくれると思います。
海岸が近いこともあって非常に風の強い一日でしたが、参加者の皆さんスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした☆