2月1日、遠野駅に飾るみずき団子の木を組合長と林産係長が納めに行き、遠野商工会女性部の方たちと一緒に飾りつけに参加しました。
みずき団子とは、みずきの枝に食紅などで色付けをした団子を飾り、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る小正月行事の一つです。
この縄の結び方は、門松作りなどにも使われており、本来なら、下から7周、5周、3周なのですが、今回は少し小さめの5周、3周、2周にしたそうです。【男結び】と呼ばれていて、なかなか解けない結び方で、縁起の良い結び方と言われています。
みずきが倒れないように土台作りをする濱田組合長。 土台完成!!
団子のほかに、飾られている吊るし雛。どんな意味があるのか、調べてみました・・
色々な人形が飾られていて華やかですね(^^) 【猿っこ】 遠野ならではの【かっぱ猿っこ】
吊るし雛が始まったのは、江戸時代といわれています。
引用元:つるし雛(つるしひな 吊るし飾り)の由来、始まり (tsurushi.jp)
その頃、特別裕福ではない一般のお家では、雛人形はとても高価なもので、なかなか手に入らないものでした。だけど、生まれてきた子供や孫の幸せを願う気持ちはみんな一緒。
だから、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなで少しずつ小さな人形をつくり、持ち寄って「つるし雛」が作られ始めたんです。みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られたのが「つるしびな」。
赤ちゃんの大事なお守りとして、とても大切にされました。
と、書かれていました!!そして、吊るし雛一つ一つに意味があるそうです。
- 滋養がある「人参」。「我が子が健やかに育ちますように」との願いが込められています。
- 古くから、邪気や魔力を祓い、長寿をもたらすものとされてる「桃」。また、早く花が咲き、実が多くなるところから子だくさんを象徴だそうです。
- 「三角」。昔の薬袋はすべて三角形だったため「健康で病気に無縁でありますように」との願いが込められています。
- 「猿っこ」さる(去る)にかけて、「病が去る」・「災いが去る」との願いが込められています。
見ているだけでなんだかほっこりする【みずき団子】。
みずき団子は、3月3日まで飾っているということなので、遠野駅付近にお立ち寄りの際は、是非ご覧ください。
※少しでも立派なみずきの枝を・・と、方々を探し回り、やっと見つけた林産係長こだわりの木です。それも踏まえてご覧いただけたら、ありがたいです。(^^)