6月14日(木)宮守町の銀河の森総合運動公園にて遠野市緑化祭里山フェスタ2025が開催されました!
今年の緑化祭のテーマは、「未来につなぐ森林づくり」です。
遠野の豊かな木材資源と全国に誇る郷土芸能文化を次世代に繋いでいこうということで、
今回植樹する苗木は、カラマツ以外に、郷土芸能に関係が深いヤマナラシ、キリ、カマツカが選ばれました。
※ヤマナラシはしし踊りのカンナガラに、キリは神楽のお面に、カマツカは太鼓のバチに使用されるなど、いずれも遠野の文化と深いつながりがあります。
ヤマナラシについて詳しくは前回のブログをご覧ください。

↑ 山から取ってきたヤマナラシの苗木
昨年同様、森林愛護少年団の子供たちをはじめその保護者や林業関係者・一般参加者、そして、今回は初めて郷土芸能団体の方々の参加もあり、総勢408名となりました。
開会式では、しし踊り保存会の皆さんによる合同太鼓の打ち鳴らしが行われ、迫力ある音が会場に響き渡り、緑化祭の始まりを彩りました。


メインイベントの植樹体験では、子どもたちも大きなクワを持ち、穴を掘り、小さな苗木を一つひとつ丁寧に植えていきました。
天気は、一日中、曇りということもあり、植樹祭には最適な天候でした。森林愛護少年団のみんなも頑張って植えてくれていました。
植えられた木々は、材として活かされたり、郷土芸能を支えたりと、それぞれ異なる役割を持ちながら成長していきます。
どの木も、遠野の森と文化の未来をつくる大切な存在です。
多くの方々に、緑化祭を通して、植樹活動を実際に体験し、見て、触れて、感じてもらえることが出来たのではないでしょうか?
そして、この体験を通して、未来の林業を担う子供たちが一人でも多く育ってくれることを願っています。
なお、その夜には雨が降りました☆ 植えたばかりの苗木たちも、恵みの雨をたっぷり吸って、ぐんぐん育ってくれることでしょう。

今年もたくさんの方々にご参加いただき、無事に終了することができました。
ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の方々、ありがとうございました。