遠野流通木材センター視察(中央大学 商学部)

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11月2日、中央大学商学部の生徒さん達が、遠野流通木材センターの視察に来てくれました。

中央大学商学部 の丸山先生は、木工団地のことを研究しているので昔からお付き合いがある先生です。

今回は、林業のことを勉強したいと学生さんと連れてきてくれました。

視察が始まり、生徒の方から、「べニア板はどのように作られていますか?」と言う質問がありました。

そこで、販売係長から、「この棒を知っている人はいますか?」と言う質問返し。
ブログを見てくれているみなさんにも質問ですが、この棒の正体を知っていますか?

  

実は棒の正体は、【かつらむき後の丸太の芯】です。
べニア板は、大根の【かつらむき】のように、丸太を薄くしたものを糊で何枚も合わせて出来上がります。 そのためこのような芯も出来上がります。
中央大学の皆さんも驚いていました。

  

  

次に、センター内にあるバーク(樹皮)の山を見て「あれは、何に使われますか??堆肥などに使われるんですか?」と言う質問がありました。

それに対して、販売係長から「調べてもらった結果、栄養分がほとんど無いと言うことが分かったので、堆肥には使われていません。遠野はブルーべリーの生産が盛んなのですが、たまにブルーベリー農家さんから木の回りに敷いて雑草を抑えたいと、依頼がくることもあります。後は、バイオマス発電所の燃料として使われることもあります。ただ、燃焼力は丸太を粉砕したチップに比べてバークは弱いです」と説明がありました。

  

  

丸太の選別機の説明後に、ある生徒さんから「入れると勝手に10円や100円玉を仕分けしてくれる貯金箱あるじゃないですか?なんだかあれみたいですね。」っという言葉が・・なんと分かりやすい表現なんだろうと、勉強になりました☆

今回の視察では、センター内を見学している間に、いくつもの質問があり、最後の質問タイムでは、「センター内を見ている間に、全部聞けたので質問はありません。ありがとうございました」と言われるほど・・。
色々なことに興味や関心を持ってくれたのかと思うと、なんだかとても嬉しくなりました。
これからも、林業に限らず様々なことを勉強して知識を深めてください。