夏を感じさせるあの虫が現れました!

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岩手県も7月26日に【梅雨明け】が発表されましたね。
毎日30度近くの気温に加えて湿度の高さに、体調が崩れてしまいそうですが、皆さんは大丈夫でしょうか???

先日、仕事を終え、帰ろうとしたところ、何やら落ちていました。近づいてみると・・

セミでした・・。抜け殻かな?と思って見ていたら、動き始めたセミ!!脱皮前だったようです・・

この時期、外ではもちろんですが、窓を閉め切った状態でも、中まで聞こえてくるセミの声。
セミの声を聞くと、【夏が来た~~!!】と感じるのは私だけでしょうか?(笑)

「セミの寿命は短い」と言う言葉を聞いたことはありませんか?
ここで少し、セミの成長過程について調べてみました。

セミの一生は卵から始まります。卵は、枯れ木や樹皮(※生きた木に産み付けてしまうと、せっかく開けた穴が塞がってしまいます)に産卵管を刺して穴を空けそこに卵を産み付けます。卵は、翌年の6月頃に孵化(ふか)して幼虫になり、樹から地面に落ちたセミの幼虫は、自分の力で土の中へもぐり、樹木の根から栄養を吸い、1年~5年ほどの時間をかけゆっくりと成長していきます。(※樹木の根からの栄養は薄いので、十分な栄養を取るのにとても時間がかかるのだとか・・)
地上で成熟したセミの幼虫は、夏を待ち、いよいよ地上へ出てきて成虫へと羽化を迎えます。この時、天敵となるカラスや鳥などが活動しなくなる、夕方から夜を選んで羽化が始まります。羽化をするためにセミは木に登ります。

成虫になったセミは、体が成熟した数日後からしか鳴きません。そして、実は・・オスしか鳴きません。セミが鳴いているのは、オスがメスを呼ぶために鳴いているんです。セミを見つけた時鳴いていたらオスですね☆
成虫となったセミは、数週間でその人生を終えます。

  

☆アブラゼミの羽化☆

  

  

☆石橋係長が羽化する瞬間を撮影しました☆
30分の時間を30秒に縮めた動画です。動画では分かりませんが、出てくる時に体を震わせて少しでて休んでまた震わせてと柔らかい体を傷つけないように少しづつ、少しづつ出てきていました。それから、20秒あたりの所で、右側に別の幼虫が必死に木に登っているのが見えます。暗くなってしまい最後まで撮影できませんでしたが、二匹の幼虫は共にセミになって相手を求めて大空を飛び回っているのだと思います。

我々は普段気づかないけれど、すぐ近くで、セミが卵を生んで、幼虫が生まれて、土に潜って、大きくなって、土から出てきて、羽化してまた卵を生んでという神秘的な生命の営みが、我々が生まれるはるか昔より続いているということに感動しました。