盛岡木材流通センター 良質材コンクール見学

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花巻バイオマスエナジーに引き続き、盛岡木材流通センターも見学に行ってきました。

今回、岩手県森林組合連合会 木材部の米澤さんに案内して頂きました。

岩手県の木の「南部アカマツ」もシーズンインしたのでたくさん並んでいました。

●アカマツ

それから、盛岡木材流通センターは東日本随一の広葉樹の共販所とあって、広葉樹もたくさん入荷していました。

●広葉樹

イタヤ材は、フローリングや家具にも使われますが、加工のしやすさと強度から楽器などにも使用されます。

ミズメは樹皮の匂いを嗅ぐと、サロメチール(湿布)の香りがします。この匂いのせいで、「ヨグソミネバリ」と悲しき別名が与えられていますが、天皇陛下のお印(皇族のシンボルマーク)です。

トネリコ(アオダモ)は、ラケットやバットなどの運動具に使われます。イチローのバットは北海道のトネリコ材で作られていたそうです。バットを作るときは、真ん中の芯の部分を外して作るので、太い材が必要ですが山を歩いていてもバットを作れる程度の太いトネリコを見ることは殆どありません。

ウダイカンバは、シラカンバと同じく白っぽい樹皮をしていますが、その樹皮を燃やすと丸まりながら黒い煙を上げ、結構な勢いで燃えます。樹皮に油分が含まれているのですが、青森の人はお盆の迎え火送り火に使用したり、夏に採っておいて冬に薪ストーブの焚付にしたりします。ちなみに、岩手の沿岸では、松の根をお盆の迎え火送り火に使う地方があります。??

ケヤキは、材価が高かったので重機で出せない所の材もヘリコプターで出したという話を聞いたことがありますが、今は赤みを帯びた材が好まれないため、だいぶ安くなりました。材価が高かった頃を知っているお客さんが、ケヤキを伐ってほしいんだよと組合にもいらっしゃいますが、今はこれくらいの価格ですとお伝えするととても残念がります。

一方で、オニグルミ(ジャパニーズブラックウォールナット )は、北米のアメリカンブラックウォールナットが値上がりした影響で、かなり材価が上がっています。高級家具やフローリング材に使われます。

その他にも色々な種類の広葉樹が並べられていて、見ているだけでもワクワクします。こんなにたくさんの広葉樹は初めて見ました。

  

  

そして今回のもう一つの目的は、紫波町にある志賀理和気神社(通称 赤石神社)の御神木!!樹齢は500年~1200年の間ではないかと推定されており、滅多に見ることが出来ないスギの銘木。北上川の治水対策として堤防を築くことになり、移転工事が行われ、ご神木も伐採せざるを得なかったそうです。

その御神木がこちらです!!

長さは9m、直径はなんと120cm!!!残念ながら中は空洞になっていましたが、年輪の幅も狭くとても立派でした。

このスギは、「天スギ(天然のスギ)」という名前で、植林した通常の「スギ」とは区別して共販にかけられるのですが、自生するスギは、北秋田の「天然秋田杉」が有名です。ただ、ほぼ国有林にしか、生育しておらず国有林でも自然環境の保護のために最近は伐採しない方針になっています。そのため、年輪の幅の狭く、樹齢も100年を超えるような天スギはかなり貴重です。そして、岩手で生育している天スギと呼ばれるようなスギは、ほぼ神社仏閣にご神木として祀られているようなものに限られますし、その中でも今回残念ながら伐採された御神木は、間違いなく大木中の大木といっても過言でないでしょう。そんなスギを見ることができてとても感動しました。

神社仏閣は、大木を見るのにうってつけなスポットです。もうすぐ年の瀬、年末年始に神社仏閣に行く機会も増えると思いますので、そこに鎮座する御神木や大木に触れてみてはいかがでしょうか。