今回は、いつものブログとは違い技術的な話題です。
ドローンで撮影しオルソ化(地形の凹凸や画像の傾きの影響を取り除く補正処理)した画像や、
CS立体図などを地図ロイド(スマホアプリ)に表示する方法について説明します。
◎必要なもの
QGIS(プラグインは不要)
アンドロイドスマホ(iPhoneでは使用不可)
地図ロイド(スマホ用のGISアプリ)
オルソ化したドローン空中写真
*QGISと地図ロイドは無料ですが、オルソ化については、metashape等の市販のソフトを用いて行う必要があります。
オルソ化したドローン空中写真をQGISに載せた状態から説明します。
プロセシング→ツールボックス
プロセシングツールボックスが出てくるので検査欄に【XYZ】と入力→ 「XYZタイルの生成(MBTiles形式)」をダブルクリック
プロセシングツールボックス が出てくるので、下の5項目を設定します。それ以外はデフォルトの設定のままで大丈夫です。
Extent → キャンパスに描画→ マウスが十字の形に変わるので出力したい範囲を指定する。
Minimum zoom 15
Maximm zoom 18 (地図ロイドが18までしか表示できないので18にする。)
Tile format JPG
出力ファイル(MBTiles形式) ファイルに保存を選択→作成したファイルを送る。
入力したら「実行」を押します。
作成されたファイルを、Googleドライブや、スマホにコピーします。
★地図ロイドの設定
ここからは、地図ロイドのマニュアルとほぼ同じなので簡単に書きます。
*地図ロイドのマニュアルの「地図ロイドでmbtilesファイルを取り込む」を参考
MENU→地図を選択→Webマップタイル
オフラインmbtiles → ファイルを選ぶ(先ほどスマホに入れたファイルを選択してください)
地図ロイドは、QGISから出力したgeojson(ベクトル)のデータを表示させる事ができたり、
このように、ドローンのオルソ化空中写真を表示する事が出来たりしてとても便利です。
今後、林業業界でも、もっと普及してもよいアプリだと思います。